「都市伝説」内容が全く明らかになっていない奇書「ヴォイニッチ手稿」とは・・・

ヴォイニッチ手稿 世界の都市伝説

 

あなたはこれまでに数々の研究者たちが解読に挑みながらも叶わず、

現在までその内容がまったく明らかになっていない奇書・ヴォイニッチ手稿をご存じですか?

 

とはいえ解読されていないためどういった内容が書かれているのかをご紹介することは出来ませんが、ヴォイニッチ手稿とは何なのか、また何のために書かれたのか?など現在唱えられている説などを中心にご紹介していきたいと思います。

 

 

動画でご視聴したい方はこちらをどうぞ♪

 

記事で読みたい方は下記よりお読みください。

ヴォイニッチ手稿とは?

ヴォイニッチ手稿

 

 

ヴォイニッチ手稿は1912年にイタリアのヴィラ・モンドラゴーネという寺院で発見されたとする古文書です。

 

コレッジョ・ロマーノという神学校が経済難のために蔵書をいくつか手放した際に落札されたものに混じっていたという話もありますが、いずれにせよ寺院から見つかったものであるということなのでしょう。

 

ちなみに「ヴォイニッチ」というのは発見者であるポーランド系アメリカ人のウィルフリッド・ヴォイニッチにちなんで付けられた名前です。

 

ウィルフリッドは本屋を営んでいた傍ら、様々な本を集めていたらしくその中でヴォイニッチ手稿に出会ったそうです。

 

 

作者はだれなのか? 

 

ヴォイニッチ手稿の作者は判明しておらず諸説あるそうですが、現在主に唱えられているのはイギリス(イングランド)の学者であるロジャー・ベーコンが作者であるとする説と同じくイギリスの錬金術師であるエドワード・ケリーが作者であるとする説だそうです。

 

ロジャーは秀才で数学や化学、また薬草学に明るく、カトリックの司祭でありながらイスラム科学にも親しんでいたそうです。

 

しかし当時は異教であるイスラム教への迫害が激しかったために自らの記した本がそういった宗教を理由とした迫害の対象にならないよう、暗号を用いて書いたのではと考えられています。

 

 

またエドワードが作者であるとする説では、エドワードはもともとジョン・ディーという錬金術師(水晶を使用した透視に傾倒していたとも言われています)と2人で各地を放浪しており、あるとき2人とも「天使言語」という言葉を天使から与えられたと言い始めました。

 

 

これはエドワードによって作られた言語だとされ、この手稿もエドワードが作った言語により記された本で、当時錬金術に関心を抱いていた神聖ローマ帝国の皇帝であるルドルフ2世の関心を引くために書かれたのだと考えられています。

 

 

しかしながらどちらも確証はなく、

憶測の域を出ない説となっているようです。

 

 

ヴォイニッチ手稿の内容は?

 

ヴォイニッチ手稿は240ものページからなる本ですが、何ページかは欠落してしまっているので本来はもう少し多いページ数なのだそうです。

 

羊皮紙で出来ており、羊皮紙自体は1400年代前半に作られたものであることがわかっています。

 

文章は難解で使用されている言語すら特定されていませんが、ヘブライ語やラテン語に属する言語とする説やトルコ語の古語であるとする説が囁かれています。

 

花などの植物や天体のようにも見える図、また浴槽のようなものに入って身を浸す女性の挿し絵などが描かれていますが、これらが何を意味しているのかは定かになっていません。

 

また手稿に載っている植物は現代の植物図鑑などに載っておらず類似の植物もないため、実在していたのかどうかすら分かっていないそうです。

 

 

今までに「婦人病の治療方法が記された本」だとする説や「植物学や天文学などを記した本」だとする説が出てきていましたが、やはり解明には至っていません。

 

 

ちなみに・・・

 

ヴォイニッチ手稿はウィルフリッドが発見するまでに様々な人間の手を渡ってきた本ですが、かつて神聖ローマ皇帝のルドルフ2世がヴォイニッチ手稿を購入したとする書簡があります。

 

前述したエドワード・ケリーから購入したのかは定かではありませんが、その書簡によると、ルドルフ2世はこの手稿を600ドゥカートで購入したとのこと。

 

 

ドゥカートを日本円に換算するのはかなり難しいのですが、単純に「金」としての価値に換算すると1ドゥカートには金が3.5グラム使用されているそうなので、現在の金1グラムの相場を約5,000円として考えると1ドゥカートは日本円で17,500円になります。

 

それが600ドゥカートなので10,500,000円・・・

これだけでもかなりの高額ではないでしょうか。

 

 

当時は約30ドゥカートもあれば1年間は暮らすことができたそうなので、それを踏まえて考えてみても600ドゥカートはかなりの高額であることがわかります。

 

はたして皇帝はヴォイニッチ手稿に

それほどの価値を見いだしていたのでしょうか?

 

 

ヴォイニッチ手稿は何のために書かれた?

 

作者は誰なのか?の項目でご説明した通り、ヴォイニッチ手稿は「本を守るために暗号のようなかたちで記した」「皇帝の関心を引くために実在しない言語で書き上げた」という説があります。

 

しかしこれらの説以外にも「実はもしかして・・・」という説がいくつかあることを皆さんはご存じでしょうか?

 

 

それらの説について、主なものを3つご説明したいと思います。

 

 

ヴォイニッチ手稿には秘密結社の暗号が記されている?

1つめは、秘密結社「薔薇十字団」の暗号文がヴォイニッチ手稿に記されているという説。

 

薔薇十字団はクリスチャン・ローゼンクロイツという人物が創設したとされている秘密結社で、他の秘密結社と同様に友愛をうたっていたそうです。

 

そして病気や老衰などの常に人間につきまとう避けることのできない苦痛を消し去り、人々を救うことを是として錬金術や魔術に傾倒していた組織とされています。

 

 

手稿の作者ではないかという説があるエドワード・ケリーと行動を共にしていたジョン・ディーはこの薔薇十字団に何らかのかたちで関与していた・もしくは組織の一員であった考えられており、ヴォイニッチ手稿は薔薇十字団の理念の実現に必要な錬金術や魔術などを暗号を用いて記した本ではないかとされています。

 

あるいは薔薇十字団は啓蒙活動も行っていたため、その活動におけるメンバー同士の連絡手段として、ヴォイニッチ手稿を暗号本のようにして用いたのではないかとも言われているようです。

 

 

ヴォイニッチ手稿に意味はない?

 

2つめの説が、「そもそも手稿に書かれている内容に意味などない」とする説。

 

ヴォイニッチ手稿をアウトサイダー・アートのようなものなのではないかとするこの説では、ヴォイニッチ手稿そのものを1つのアート作品と捉え、描かれている植物や女性などの挿し絵や何らかの言語に見える文字列などに特別な意味はないとされています。

 

 

しかしながら、次の項目でも触れますがヴォイニッチ手稿に書かれている文章には一定の規則性があるとされているので、何の意味もない・・・というのは、あまり考えたくないかも知れません。

 

 

ヴォイニッチ手稿は平行世界から紛れ込んだ?

 

3つめの説は私たちが暮らしているこの世界とは違う、異なった世界からヴォイニッチ手稿が何らかの理由によって私たちのいる世界に紛れ込んだのだとする説。

 

ヴォイニッチ手稿に書かれているのは誰かによって作られた架空の言語や暗号などではなく、私たちとは違う世界で使用されている言語やそこに存在している植物などなのではないかとされています。

 

現在までの研究でヴォイニッチ手稿に書かれている言語には何らかの規則性があり文章として成立しているはずだとされ、また詩的な表現が用いられているともいわれているので、もし異世界から紛れ込んだものなのだとしたら、どういったことがどういう風に記されているのかが気になりますね。

 

 

しかし・・・ヴォイニッチ手稿はいつ書かれたか、また誰が書いたのかが判明していませんが、加えてそこに描かれている挿し絵が何なのか・何の言語でどういったことが書かれているのかすら解明されていません。

 

 

ヴォイニッチ手稿は婦人病の治療法を記した本であり、挿し絵の女性は婦人病の治療のために入浴や水中運動をしているのだとする説や、秘密結社「薔薇十字団」と彼らの理念に沿った錬金術に関係しているとする説、ただのアート作品であって深い意味はないとする説など、様々な説が今日まで提唱されてきましたが残念ながら解明には至っていません。

 

なかにはヴォイニッチ手稿は異世界から紛れ込んできたのだとする説もあるなど、謎が謎を呼びどんどんと仮説が生まれ続けている状態になっているようです。

 

それらの説のどれもが「ありえない」と否定するには出来すぎていて、しかし「これに違いない」というには確証が足りないような気がするとは思いませんか?

 

あるいは、まだ誰も気がついていない真実がヴォイニッチ手稿には隠されているのかも知れません・・・。

 

 

これまで100年以上解明されることのなかった謎が、今後解明される日はくるのでしょうか?

 

研究の続報が気になりますよね。